ウインドサーファーも今年はよく遭遇しているようです。
先週は、うちの嫁あきも、沖で小さいのに遭遇したそうです。
もともと、福岡の海にはかなりの数のシュモクザメが回遊しています。
自分が海で働いていたときも、船で沖合いにでて3~4匹の
小規模な群れにあうことはしょっちゅうありました。
シュモクザメは、「人を襲うサメ」のカテゴリーに分類されてますが、
積極的に人を襲うことはありません。
大形の固体となると、注意が必要ですが、1m前後クラスなら、
実際は、大騒ぎするほどではないのですが…。
(海だから、いつでも生息しているぐらいに思っといたほうがいい。)
近くにいたら、やっぱりゾットはしますけどね。
大形の群れがインサイドよりに接近したことが確認されると、
何年か前のように遊泳禁止となる可能性もあります。
あの時は、夏真っ盛りなのに、海閑散でした。
でも、シュモクザメが海岸に接近しているときに
もっと心配なのが「赤エイ」。
赤エイはシュモクザメの好物らしいので、慎重なシュモクザメが
近づいているということは、赤エイがいる。
赤エイは尾っぽに毒腺のある棘トゲをもち、これに刺されると、
はんぱなく痛い。 踏んだら足が腫れ上がります。
打ち上げられた死体でも、毒棘は機能しているので、
海水浴のときは注意しましょう。
ただ、福岡の海は透明でキレイなので、ちょっと注意しとけば赤エイなどの
被害は防げそうですね。 カツオノエボシもいないし。
東京湾なんかでは、もともとあまりキレイじゃない海が、夏場は
さらに濁り、30cm先の海中が見えないような状況でした。
(当時は湘南エリアもそんな状況。いまはどうなのかな?)
そこに、赤エイ+カツオノエボシが大量発生する時があるので、
海岸に救急車がひっきりなしに来るなんてことが、結構ありました。
でも、みんなそんな海でも、喜んで遊んでましたね。
本当に福岡は贅沢です。きれいな海が近くにあって。
「べたべたする~」とか「日焼けが…」とか言ってないで、
夏はどんどん海に行きましょう!
※決してシュモクザメは安全と言っている訳ではありません。
驚いた拍子に人を噛むこともあるかもしれないので、注意は
必要です。遊泳禁止になったときは、それに従いましょう。
海ではあくまで自己責任です。
ただ、一部報道に過剰に反応する必要はありません。
ほんとに、海だから、いつもいるんです。