福岡天神の波乗り行政書士　海と仕事のブログ

今朝の西日本新聞の社会面の記事。

「福岡・佐賀・長崎の弁護士・認定司法書士１２０人

が過払い金返還請求の報酬隠を国税局に指摘された。

２００５年～０７年の３年間に請求の代理人となった１４０人を

調査したうち、１２０人が報酬無申告や過少申告だった」とのこと。


　つい最近も東京の司法書士が、同様の件で追徴課税を受けたとの

ニュースがありましたが、国税局に注目されるほど、ボリュームの

大きい業務だったことが伺えますね。


　納税するほどの売上が上がらない士業も多い中、脱税したくなるほどの

売上・利益を上げているのはすごいことです。　


また、

「返還金を司法書士自らが管理する依頼者の預金口座に振り込ませ、

報酬を引き出した後に通帳を返却、自分の預金口座を使わないことで、

金の出し入れをわかりにくくしていた。」と、ありますが…


これは脱税のためだけの手法なのか、それとも、成功報酬制で報酬が

後払いのため、その保全のために行っていたなど別な理由があるのか…



いずれにしても、確信犯でやっている事務所はいいでしょうが、

多くのきちんとしている事務所にとっては、こういうことで注目されるのは

迷惑な話ですね。　

実際にこの業務で救われているお客さんも、たくさんいると思いますし。

士業の看板で業務をしている以上は、考えとかないといけないリスク

ではありますけど。


また、「来年には法改正でグレーゾーン金利がなくなるため、依頼者の

激減が予想され、仕事がなくなる前に稼ごうという心理が働いたと考え

られる。」（司法書士会のコメント）

　以前の東京の司法書士事務所は、確か脱税したお金をきちんと貯金してた

とかだったと思います。


今回も「仕事がなくなる前に稼ごう」と、いうことは、脱税した分

きちんと貯めてるっていうことなんでしょうか？


　「脱税したお金をきちんと貯金する。」

結構ウケます。　しっかりしてるんだか、してないんだか…


根が正直な人が多いという意味では、いいことだと思います。


　
　
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